
祝辞
厚生大臣
菅直人

第11回全国選抜ゲートボール大会が、長野県において盛大に開催されますことを心からお慶び申し上げます。
今日、我が国におきましては、21世紀の本格的な高齢社会の到来を控え、国民一人一人が生涯を通じて、安心して、いきいきと暮らせる明るい長寿社会を構築することが国民的課題となっております。中でも喫緊の課題となっている高齢者介護対策の推進とともに、高齢者が積極的に社会参加や生きがいづくりを実践することができる環境を整備することが重要であり、厚生省におきましては、「新ゴールドプラン」を始めとする高齢者保健福祉施策を総合的に推進しているところであります。
とりわけ高齢者の社会参加や生きがいづくりの推進は、高齢者が自ら意欲的に取り組まれることにより初めて実を結ぶものであり、21世紀に向けて真に明るい長寿社会を実現していくためには、行政の取組だけでなく、高齢者の方々が自ら積極的に社会活動に参加され、生きがいと健康づくりに努められることが大切なことと存じます。
本大会に全国から多くの高齢者の方々が参加され、ゲートボールを通じて交流を深められますことは誠に意義深いことであり、本大会の開催を契機により多くの高齢者の方々の社会参加や相互交流、さらには健康増進が図られることを期待したいと存じます。
終わりに、本大会の開催に向け、御尽力されました関係者の方々に敬意を表しますとともに、参加される皆様の御健勝と財団法人日本ゲートボール連合の今後の御発展をお祈り申し上げまして、私のお祝いの言葉といたします。
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